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帯広市図書館を視察  2008.11.16

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 ホテルのチェックイン後、すぐに帯広市図書館に向かいました。帯広駅の近く(駅から徒歩2分)で、歩いてゆける距離です。図書館に足を踏み入れた途端に、活気ある「にぎわい」の雰囲気に出会いました。1階は「にぎわいのフロアー」と名づけられています。今日は日曜日だから18時で閉館のはずですが、多くの人がまだ館内にいます。仕事が休みだったのに係わらず、吉田真弓館長(司書)が出迎えてくれました。先ずは、館長室で図書館の概略を聞きましたが参考になることが沢山ありました。パンフレットに市長の言葉として、 「市民が考え、使い、育てる図書館をめざして」とあります。「文化と知識と情報」が融合した図書館です。区画整理事業で以前からあった図書館を駅前に移設、旧JR用地を5億円で購入し3倍の面積に。設計はプロポーザル方式、市民からの寄付金が10年間で1億円。財源のうち市民公募債が3年間で23億円(延1365人、5年償還0.5~0.7%、1.0%)。開館してからも市民・企業からの寄付が続き、今年は730万円もの寄付が集まっているとの事。活気のある町には、こうゆう事が必須条件のようです。図書館の利用者は、平日で平均1,500人、土日には2,000人もの市民が利用し、休日の駐車場待ちは平均5分待ちとのことでした。
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 時間が無いので色々聞くより「百聞は一見に如かず」で、吉田真弓館長の案内で館内を駆け足で見て廻りました。
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 正職員11名、嘱託職員21名(司書18人)、臨時職員12名、ボランティア(帯広図書館友の会所属・年会費千円)106名、個人ボランティア3団体、4個人。気持ちよく職員の方々が働いています。
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  ビジネスの支援コーナーもあり多くの人が利用しているとの事。ここでは、商工会議所が国などの資料・パンフレットなどの無料配布コーナーを作って自由に持ち帰れるようになっています。これらは直ぐに無くなるそうで、商工会議所に置いていた時とは比べものにならない様です。若い人の利用も多いい様です。また、商工会議所とタイアップして、経営革新講座を開き5人の起業家を誕生させたり、農政課と共催して「食育フェスタ展示」を開催したりと、行政や他の機関との連携が図られています。 直営事業30事業、他機関との事業32事業、11のボランティア活動。
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 注目図書のコーナーがそれぞれにあり、まるで本屋さんのようです。
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 建物のデザインも洒落ています。壁には市が所蔵する絵画がはめ込まれ、定期的に入れ替えがあるそうです。使用したレンガは8万個(大は江別、小は豊頃産)、地下水を利用し13℃、750tを貯水、床冷房(配管延長20km)、トイレの水、屋外散水に使用し90%以上は地下に戻す。アースチューブを利用し地中6.3℃ 外気を取り入れ智香の8tの木炭により空気を浄化し各部屋の換気に使用。(夏は地下を通すことにより空気を冷やし、冬は暖め、冷暖房費の節約を)
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 ナイトパージを利用し、夏には、建物に溜まった熱気を夜間に天井のトップライトを開けて、空気の入れ替えをすると同時に建物を冷やす効果が冷暖房の節約に。コンクリートの外を断熱材で包みその外をレンガにすることで魔法瓶効果で冷暖房の節約効果を。暖房に天然ガスを利用することにより単価はアップするが火力は3倍に。教育的啓蒙ために太陽熱発電設置(3階の事務室の電力程度)
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 高効率照明の利用により照明の節約(開架スペース、閲覧室は明るさセンサーで調光、トイレ・階段は人感センサーによる調光)。ユニバーサルデザイン(オストメイト対応トイレ、各階に多目的トイレ、車椅子対応カウンター、点字ブロック、触知サイン、音声と点滅による避難誘導、赤外線補聴システム)
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 開架図書23万冊、居場所750席、雑誌200タイトル、新聞20紙、検索機器12台、自動貸出機3台、インターネット使用8台(30分制限)、視覚障害者サービス(朗読サービス)、聴覚障害者サービス(耳マーク、手話可能職員配置)、高齢者・弱視者サービス(大活字図書、カセットブック、CDブック、拡大読書器)、拡大読書器のあるブースは畳が敷かれています。
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 子供コーナーは、手の届く本棚で、目が良く行き届くようになっています。奥にはキッズルームがあり、大きな絵本には裏表紙の中に寄贈した人の名前が控え目のシールで表示されています。
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 子供の利用するトイレは、保育園のトイレのように機能的に綺麗に作られています。子供達が自ら足を運びたくなるような図書館です。
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 母親のために授乳室も用意されています。
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 軽食コーナーと休憩ラウンジが3階(憩いのフロアー)に用意されています。閲覧者の邪魔にならないように、2階(探求のフロアー)には学習室やグループ研究室、地域・行政資料室、公文書、パソコン持ち込み室などもキチンと用意されています。日田とは感覚がかけ離れています。
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 利用者カードがあれば、カウンターに寄ることなく、自動貸出機で本を借りることが出来ます。最初にカードを読み取り機に乗せ、次に借りる本を載せるだけの簡単なものです。スピーディに借りることが出来ます。
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 利用カードは、利用登録をすると発行されます。返却は、休日でも閉館時にも二ヶ所の返却ポストで返すことが出来ます。返却の際、利用カードは必要ありません。
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 開館時間は、平日10:00~20;00 土・日・祭は、18:00 月曜日休館 貸出期間は2週間 貸出冊数は図書など10冊以内 CD・DVDは3点まで  駐車場(91台・身障者3台)利用時間3時間まで(認証が必要)
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 機能的に良く出来た図書館でした。館長室は、二つある入口からの通路が交差する処にカウンターがあり、その後ろにあります。館長室からは、館内が見渡されるようになっています。

2008_11_16 083mk.JPG 本来図書館は、教育委員会に所属する施設ですが、環境にも配慮しているし、商工労政や農政とも関連した事業を展開していて、今回は非常に為になる視察が出来ました。新しい視点が見えました。そして、吉田真弓館長から元気を頂きました。それにしても残念なのは、珍しい霧の発生で到着が遅れ視察の時間が少なくなったことです。 2008_11_16 084mk.JPG 

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