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かんぽの宿が問題に、小泉発言も   2009.02.14

 1月16日に豆田町の喫茶店で友人らと日田の古代について語っていると、喫茶店のご主人をかんぽの宿日田の従業員が訪ねてきました。明日17日に、鳩山邦夫総務大臣が「かんぽんの宿日田」に来るので出席の要請です。大臣は、日田市の隣町が選挙区ですが、どうして日田に足を運んだのでしょうか?
2009_02_13 122mk.JPG歓迎?総務相ご一行様 かんぽの宿日田で温泉に土瓶蒸し(1/2ページ)2009年1月18日10時5分 朝日新聞より
「かんぽの宿」の一括売却に「待った」をかけた鳩山総務相が17日、大分県日田市の「かんぽの宿日田」を視察した。「庶民的で国民共有の財産だ。なぜ109億円で一括して売られるのか。ものすごくおかしい」としたうえで、個別売却が望ましいとの考えを強調した。だが、契約が撤回されれば、日本郵政は当面、多額の赤字事業を背負うことになる。 「こんな立派な建物なのに、帳簿上の価格が1億円か。オリックスはそれを下回る価格で買い取るんだろう。そんなバカな話があるか」  鳩山氏は同日午後、到着早々、憤ってみせた。

 「地元資本に買って頂き、地元と宿が一体になって経営するのが良い」とも語り、オリックス不動産(東京都)への一括売却ではなく、地元企業などへの個別売却が望ましいとの考えを明らかにした。

 鳩山氏は調理室などを見学。源泉100%かけ流しの露天風呂につかり、夜は寒ブリの照り焼きや土瓶蒸しなどを食べた。「地元産食材もあるし、風呂もきれい。リーズナブルで良い。ここが妙なことに巻き込まれないようにしたい」

 かんぽの宿日田は全53室で年3万4千人が宿泊。07年度の客室平均稼働率は73%だ。全国約70施設を抱える、かんぽの宿全体でも平均70.7%。60歳代中心に平日利用が多く、民間施設の稼働率を大きく上回る。日本郵政によると週末は全施設がほぼ満室という。  それでも、かんぽの宿全体で年40億円もの赤字が出ている。日田も年間5億4千万円の売り上げがあるが、経常損益ベースでは1336万円の赤字だ。もともと、かんぽの宿は、簡保加入者の「福祉増進」が目的で、収益事業ではなかった。そのために客室料金などが抑えられてきた。
 「民業圧迫」批判も響いた。民間施設では「ドル箱」の飲食部門も、約半数の施設が外注。日本郵政幹部は「民業圧迫批判で地元企業に飲食部門を委託してきた」。大々的な広告も、やはり批判への配慮で控えてきたという。

 かんぽの宿は12年9月末までの譲渡・廃止が法律で決まっているため、建物の維持修繕費も抑えられてきた。日本郵政としては、一刻も早く切り売りしたいのが本音だ。(橋田正城)

 〈かんぽの宿売却問題〉 日本郵政は2度の入札を経て昨年12月、オリックス不動産に約109億円で一括売却する契約を結んだ。だが、鳩山総務相が(1)不況時に売る必要があるのか(2)なぜ一括譲渡するのか(3)なぜ郵政民営化を推進した宮内義彦氏が率いるオリックス系に売るのか、という3点を問題視。事実上、契約の「白紙撤回」を求めている。
・・・・・・・・・14日の新聞各社は、かんぽの宿について触れていました。・・・・・・・・・
 特に、朝日新聞は、14日「かんぽの宿日田」を囲みで取り上げ、現状の赤字は直ぐにでも黒字に転換できると記事にしていました。市民の中には、最近日田のかんぽの宿がいつも出てくるけど、どうして?の疑問の声が。赤字と黒字のボーダーライン上だからでは?

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読売新聞オンラインより

かんぽの宿 一括譲渡の白紙撤回は当然だ(2月14日付・読売社説)  疑惑が残されたまま、貴重な資産をたたき売りするのは許されない。日本郵政が、「かんぽの宿」などをオリックス不動産に売却する契約を撤回したのは当然のことだ。日本郵政の西川善文社長が13日、鳩山総務相に会い、こうした方針を伝えた。西川社長がオリックスの宮内義彦会長らと協議し、国民から強い批判を受けていることなどに配慮した結果という。契約は白紙になっても、入札などの疑問は消えない。総務省は日本郵政に対し、16日までに詳しい経緯を報告するよう求めている。日本郵政は洗いざらい報告し、説明責任を果たす必要がある。

 2007年の郵政民営化で誕生した日本郵政が、旧郵政公社からかんぽの宿事業を引き継いだ。年間約50億円の赤字を出すため、5年以内に売却するか廃止するかを決めることになっていた。日本郵政は昨年春から売却の手続きに入り、昨年末、最終的にオリックス不動産に売り渡されることが決まった。

 問題は、売却が決まるまでの入札の不透明さだ。当初、27社が名乗りを上げたが、高額で入札しようとしていた会社が、簡単な面接調査で門前払いされていた。その後の入札も純粋な価格競争ではなく、企画コンペのような形で行われた。最終局面では、目玉とされていたスポーツセンターが売却対象から外され、最後まで競っていたもう1社が入札から降りていた。

 こうした点について、鳩山総務相は「恣意)的に譲渡先を決めるための作業にしか見えない」と批判している。確かに不自然な動きと見られても仕方あるまい。

 売却価格についても疑問視されている。対象となった土地・建物には総額2400億円の費用がかかったが、109億円で売却されることになった。日本郵政は、雇用維持などの条件をオリックス不動産が受け入れたことなどが大きかったとし、不当な価格ではないと説明する。

 だが、人気の高いさいたま市内の優良物件や、マンション用地として最適な社宅もあり、個別に取引すれば、より高い値で売れるはず、と指摘する声がある。日本郵政は、弁護士らで作る第三者委員会を社内に設置し、入札や売却価格が適正だったか検証する。総務省も独自に、同じような調査に乗り出す方針という。こうした調査結果を待って、新たな売却方針などを決めるのが筋であろう。

2009年2月14日01時30分  読売新聞)
 
・・・・・・・・・・・・・朝日新聞・コムより・・・・・・・・・・・・

小泉発言―あきれる自民の右往左往

 「怒るというよりね、笑っちゃうくらい、ただただあきれている」。このところ表舞台から姿を消していた小泉元首相が、せきを切ったように麻生首相への激しい批判をぶつけた。小泉氏がやり玉にあげたのはまず、郵政民営化をめぐる首相の一連の発言である。反対だったと言ったかと思えば、賛成したと言い、分社化の見直しに触れた直後に、見直しの中身を言う立場にないと退き......。この発言にあきれているのは小泉氏だけではない。4年前の郵政総選挙で得た議席があるからこそ、衆院の再議決で野党をかろうじて抑え込んでいるのに、そのおおもとの大義を首相自らがぐらつかせるとは。国民もそこに厳しい目を向けていることは14%にまで落ち込んだ内閣支持率で明らかだ。

 小泉氏は衆院再議決にも疑問を投げかけた。「定額給付金は(衆院の)3分の2を使ってでも成立させねばならない法案だとは思わない」 野党優位の参院は近く、定額給付金を含む第2次補正予算の関連法案を否決する。政府与党は衆院での再議決で成立させる構えだが、党内にいぜん大きな影響力のある小泉氏が再議決に背を向けるとすれば、動揺は必至だ。小泉氏は「政治に一番大切なのは信頼感だ。首相の発言を信じられなければ選挙は戦えない」とも述べた。倒閣宣言ともとられかねない言葉だ。

 自民党内は大揺れだ。首相はきのう「私に対しての叱咤(しった)激励だと感じました」と述べたが、この4カ月余の麻生政権の迷走に不満を募らせていた議員の間には、閉塞(へいそく)感を打ち破ってくれたという安堵(あんど)の空気も広がっている。

 深刻化する不況、下落し続ける内閣支持率。麻生首相のままではとても総選挙は戦えないという思いは強まるのに、「反麻生」の旗はだれもあげようとしない。そんな焦りの中に、小泉氏が絶妙の一石を投げ込んだ形だ。

 だが、そもそも麻生氏を重用し、首相の座をうかがえるところまで押し上げたのは小泉元首相その人である。定額給付金に疑問があるならもっと早く声をあげるべきではなかったか。

 今回の小泉発言で、結果として自民党に国民の耳目が集まったのは間違いない。得意の短い発言で流れをつくる「小泉劇場」の再現を狙っているとすれば、それは引退を表明した元首相がやるべきことではあるまい。いや、小泉氏が本気で首相に政策転換を促すというのなら、定額給付金をめぐる衆院再議決では言葉通り「反対」の行動をとるべきだ。

 情けないのは、麻生政権に批判や不満があるのに、正面から主張しようとしない自民党の議員たちだ。福田前首相にも、自ら公約した道路特定財源の一般財源化が骨抜きになったことを、どう思っているのか聞いてみたい。 (何処にでもいます。自分の意見は言わずに陰で愚図愚図、表面はお利口さん。困ったものです。これって日本人の特性になってしまったの?言い過ぎない、出過ぎない。出る杭は打たれるから・・・・・ちっこい釘でも・・・・・・・・・・・。)p>

2009_02_13 111mk.JPG「かんぽの宿」白紙―西川郵政は説明つくせ 混迷が続く「かんぽの宿」売却問題で、日本郵政の西川善文社長が鳩山総務相に対し、オリックス不動産への売却を白紙に戻すと報告した。年初に総務相が「待った」をかけて40日近く。ひとまず収拾の方向になった。ただし、西川社長が「公明正大に進めている」と胸を張った入札は、一連の経緯が明らかになるにつれ、むしろ謎めいた部分が出てきた。

 いちばんの疑問は、売却対象に入っていた東京都世田谷区の「レクセンター」が、入札の最終段階で外された点だ。その後、最後まで競っていたホテル運営事業者が入札から降りてしまった。その結果、1社だけ残ったオリックス不動産が落札した。入札の「競争状態」が最後まで確保されていたのか、疑念が生まれている。最後に売却対象から外したのはなぜか。オリックス不動産に落札させるためではなかったのか。それ以外に高値売却の方法はなかったのか――。

 こうした点に対する納得できる説明はなされていない。西川社長は総務相に白紙撤回を伝えた際も、報道陣の取材に一切応じなかった。日本郵政は週明けに白紙撤回を正式に発表するという。まずはその席で、十分に説明しなければならない。

 同時に、近く設置する予定の専門家による検討委員会に、第三者の目でこの点についても厳しくチェックしてもらわなければ疑念は解消しない。また総務相としても、白紙撤回を事実上指示したからには、独自に調査し、入札にどんな問題があったのかを解明し国民に示す責任があるだろう。西川郵政は今回に限らず経営情報を出し渋り、官業体質へ逆戻りしてきた。この手痛い失敗を機会に、民間会社として自立の道を歩む決意を新たにしなければならない。

 総務相は売却にノーを通した。しかし心配なのは、未曽有の不況が深まるなか、今回より有利な条件で売却できるのかという点だ。「かんぽの宿」は年40億~50億円の赤字が出ている。1日1千万円以上。売却が遅れれば赤字が積み重なり、赤字分だけ高く売れないと売却損が増えてしまう。しかも、売却には不利でも、雇用を守るという条件は必要だ。一括売却するはずだった79施設は個別に売ることになりそうなので、よけいに時間も手間もかかる。条件の悪い施設は買い手が見つからないかもしれない。

 今回の売却は、「2400億円をかけた国民の資産を109億円で売るのか」という強い反発を呼んだ。だが、採算を度外視して造った施設がしだいに古くなり、地価も下落を続けているのだ。売却方法の工夫でカバーできる範囲は限られている。売却をやり直しても大幅な損失が生じる恐れを覚悟しておく必要があるだろう。

・・・・関連ブログ・・・ かんぽの宿の闇 久米宏 ART TOUCH 美術展評 久米宏のCAR TOUCHにならって、五つの項目に分け、5点法で美術展を評価します。美術展を楽しみながら、現代美術理論の理解を深めます。

「かんぽの宿 日田」の闇

 鳩山邦夫が「かんぽの宿 日田」を視察して、こんなに繁盛して赤字なのはおかしい、一括譲渡しないで経営努力すべきだと言ったそうだ。たぶん役人が繁盛している「かんぽの宿 日田」の視察をお膳立てしたのだろう。それにしても鳩山邦夫はなぜあんなにはしゃいでいるのだ。一括譲渡を「濡れ手に粟どころか、お風呂に入った濡れた身体で粟まみれになっている」とテレビカメラの前で言っていた。

 かんぽの宿は天下りのために作ったものだ。それでは当然無駄になるから民営化する。譲渡自体は間違ってはいない。ただ、国有財産を怪しい闇の人脈で山分けするのはまずいということだ。しかし、鳩山総務大臣が闇の解明と言ったのは、総務省の役人の利権を守ることらしい。これまでも不思議な「不良債権」の処理は行われてきたけれど、今度は外資の禿げたかではなく、日本の鳶(トンビ)があぶらげを狙っている。

 とは言っても「市場原理主義者」として、官から民へは基本的に賛成である。ただ、日本のように官と民が癒着して、政官業学マスコミの「腐敗の五角形」があるところでは、市場が機能しなくなっている。

鳩山兄弟はそろっておかしくなっている。兄は昔の社会党みたいなことばかりいっているし、弟は役人の言いなりだし、どっちにしても日本のいく末を案じるほかない。

 PS:前回、ググッたときはうまくヒットしなかったけれど、西川善文と竹中平蔵のあやしい関係はよく知られていることらしい。高橋洋一は「さらば、財務省」などで竹中氏との交流に触れているが、とすると高橋氏も信用しない方が良いのかもしれない。鳩山邦夫さん、やっぱり「かんぽの闇」は深いようです、解明してください。

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