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悪名轟かせた大分県教育委員会、自浄能力は? 2009.3.27 

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 大分県教育界を舞台に長年にわたって引き継がれてきた悪しき慣習が一部露呈し、県教育委員会NO2の富松審議官に有罪判決が下りました。当然と言えば当然ですが、当事者は控訴の意向のようです。大分県の慣習の中での出来事だから贈賄には当たらないとは。では慣習に従った人間は一体どれ位いたのか?県警に事情聴取された県議は3人いるとのこと。元県教委幹部や各市町村の教育長の関与なども行われことが分かっていますが、口利きリストは公表されていません。広瀬県知事も幕引きを図っているようです。県議会も腰折れです。県民は怒っているんですけど、当事者にとっては早く幕を引いてほしいのが有り在りです。

 以前、現役大分県出身代議士の秘書からこんな依頼を受けました。「大分県の教育界を立て直して欲しい。」「文科省の官僚から大分県のレベルの低さを言われる。」「教育県で鳴らした大分県は、一体何処に行ってしまったのか?」と。理解できます。県立高校のPTA会長、県PTA連合会の副会長職での経験、そして二人の息子、周りの保護者から上がってくる情報で、分かりすぎるほど分かります。

 長年にわたって悪しき慣習として行われてきた教員の不正採用、不正昇進。小中だけでなく高校にもあったとのこと。現場からも、教員として能力の無い人間が、どうしてこの競争率の高い大分県の教員採用試験の難関を突破して採用されたのか理解に苦しむ有様を伝えてくれます。以前からの疑問が、今回の事件でハッキリ理解できたと述べる教員もいます。

 県小中PTA連合会を舞台に、民間保険会社による不正キックバックが連合会の予算の重要部分を占めていた時期もありました。これは、私が問題を再三にわたり指摘し改善させましたが、当時は余りの常識の無さにビックリさせられたものでした。この問題を公にしないでくれとの一点張りでした。(この問題は、西日本新聞に掲載されました。)

 他にも監査で指摘、総会で指摘して、不正を改善させました。(この問題も長年の慣習の中で代々の監査と役員が承認していました。)

 小矢教育長も県議会の賛成多数で留任決定です。悪しき慣習に楔を打ち込むことなく、これ以上に混乱が起こることを極力排除する、日本独特の手法でチョンですか?

 また、有罪判決を受けた富松審議官を擁護する現職市長もいます。決着が付いたら慰労会をしたいと言っていましたが、控訴しましたので、上級審の判決待ちでしょうか?

 以前から大分県の学力の問題が指摘されていましたが、不正採用された教員が大量に教壇に立っている事実は、公には出来ないことなのでしょう。これでは、子供たちの将来、環境の改善、過去に受けた損失は、どうやって償うのでしょうか。

 平成20年度の大分県は、県教委の不正問題とキャノンの不正問題で惨憺たる有様でした。県外の方から、ずいぶんとからかわれました。県内では、市民から嘆きの声が多々聞こえました。

新聞報道では、・・・・・・・・・・・

<大分教員汚職>「口利き窓口」に断罪 県教委の再調査なく

3月27日12時29分配信 毎日新聞


 大分県教委ナンバー2の教育審議監、富松哲博被告(60)に有罪を言い渡した27日の大分地裁判決。公判は昇進人事を巡って受け取った商品券20万円が「謝礼」か「あいさつ」かで争われたが、裁判所は謝礼と断じた。部下から上司への贈答が横行し、ナンバー2が2代続けて採用口利きの「窓口役」だったとされる県教委。だが、公判で明らかになった事実の再調査などは行われていない。

 紺のスーツ姿の富松被告は裁判所に裏口から入った。緊張した表情で入廷すると、軽く裁判長らに一礼し、被告席に着席した。

 一連の汚職事件の裁判では、部下だった元県教委参事(53)=懲役3年・執行猶予5年などの地裁判決確定=らが、富松被告が口利きの窓口役としてリストを作ったり、成績改ざんの指示を出したことを証言している。

 証言などによると、07、08年度教員採用試験では、富松被告らの指示で35人が不正に合格したとされる。08年度小中学校長・教頭昇任試験でも、合格者138人中約30人の点数かさ上げを指示。また、元県教委参事、矢野哲郎被告以外からも商品券などの「あいさつ」を多数受け取っていたことを検察から公判で指摘された。ある県教委職員は「実直な人と思っていた。慣習に従ったのかもしれないが、裏切られた思い」と話す。

 商品券受領が発覚した直後の昨年7月8日以降、富松被告は8カ月以上、職場から姿を消したままだ。県教委とのやり取りは一部の職員に限られ、富松被告と親しかったある職員は「音信不通で、居場所も分からない。聞きたいことはたくさんあるのに」と歯がゆそうに語る。

 ナンバー2不在の間、県教委は再発防止のため教員採用や昇任試験の改革が進んだ。一方、公判で明らかになった事実の再調査などは手つかずで、実態解明は、不十分との指摘を受け続けている。

 富松被告の前任を含め2人が逮捕された「教育審議監」のポストは新年度、「教育次長」への改称が決まっている。【小畑英介】

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最終更新:3月27日12時53分

小矢県教育長 再任案可決 反対・退席4分の1 知事「圧倒的多数で承認」

2009年3月27日 00:57 カテゴリー:九州・山口 > 大分

 県教委の小矢文則教育長の教育委員再任案は26日の定例県議会最終本会議で可決された。人事案の同意はほぼ全会一致が通例だが、反対、退席議員が出席議員の4分の1を占める結果となった。県教委の汚職事件が発覚した当時の県教委トップが現職にとどまることへの批判の根強さが浮き彫りになった。

 最大会派の自民党(議長を除く所属議員23人)では首藤勝次議員がただ1人、「県民代表の立場での判断」と反対した。「教育改革への決意を促したい」と賛成を呼び掛けた古手川茂樹会長は、会派から反対者が出たことに「個人の考えがある」と言葉少なだった。

 公明党(3人)は、竹中万寿夫代表が議案質疑で「新しい人材の方が教育改革のイメージが浸透する」と指摘。「改革を進めており、ゼロからのスタートになったら県民に申し訳ない」などとする広瀬知事の答弁を受け、「知事の決意が伝わった」と3人とも賛成した。

 民主、社民系でつくる県民クラブ(14人)は5人が反対、4人が退席。教員出身の平岩純子議員は「教育改革の多くは教員に痛みを押しつける」と反対、梶原九州男議員は「信頼回復を進めてほしいという気持ちもあり、単純に反対できなかった」と退席を選んだ。

 無所属の会(2人)の高村清志代表は「教育再生の成果を出してほしい」と賛成。共産党(1人)の堤栄三議員は「試験で誰から口利きがあったかも明らかにされていない」などと反対した。

 広瀬知事は人事案同意後、記者団に「いろんな意見があるだろう。反対はあったが、圧倒的多数で承認された。県民の気持ちもそういうところだったのかな」と述べた。

=2009/03/27付 西日本新聞朝刊=

 

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