事務方の市長、強硬姿勢を崩さず 2009.6.9
結局、杉野議長の裁定で議会運営委員会の決定通り、議会選出開発公社理事4人の引き上げを石松副市長に伝え、副市長から佐藤市長にその事が伝えられました。それに対して、市長にマスコミ陣が取材し、市長としては、市役所の部長クラス4名と副市長1名での合計5名での理事会構成を発表しました。佐藤市長には、土地開発公社理事としての経験・勉強をもう少し積んで欲しかったのですが、副市長任せにして裏からの指示を出す体制を組みました。自分は、責任回避できるところからのコントロールを図ると言う事でしょうか。これで、公社にたいする議会からのチェックが一層厳しくなると思われます。また、この件で、市政クラブ内部での周辺部議員との温度差が大きい事が判明しました。
今回の6月定例会に、3月議会で否決された条例案が、間髪いれずに再び上程されました。市長の性格がここに出ています。この日にも、この条例案についての意見が出されました。総務委員会での審議の結果が注目を浴びます。
今朝も、私の散歩を待ちわびていた人から、「事の真相」「新聞に出ない部分」について質問を受けました。KCVで議会中継を見ている人は、常日頃からの市長発言を熟知していますので、これらの真相を理解しています。
最初は、市監査委員二名が開発公社の理事と監事になると、住民監査請求が生じた場合に二人とも除籍されるから、私の方に引いてほしいとの事でした。その際に、監査委員が監事に就任する事の方が可笑しいのではと指摘していました。兼職の禁止事項に当たりますから。
実際には、その時、一方の市監査員は事実上、就任を受諾していませんでした。私が、もう一名の監査役と協議をしているときに、公社の職員が「公社監事の話が振り出しに戻った」、「ガラガラポンになった」と、話に来ました。
仮に、住民監査請求が出ても、監査委員が一名いれば充分対応できるし、今までもその様に対応してきました。
「法的に問題は何もない」、と言いながらの任命権を振りかざしての強権には取り付く暇も与えません。高度な政治的折衷案もありましたが、頑なな態度は事態の悪化へと歩を進めました。
今年の議会との新年互礼会では、何事にも十分な話し合いをして行きたいとの抱負を述べましたが、まだ半年も経っていません。
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日田市議会 市議の理事選出拒否 土地開発公社問題 市長との対立さらに
日田市の土地開発公社の役員人事(理事)をめぐり、佐藤陽一市長と市議会が対立している問題で、杉野義光議長は9日、市議会の総意として、市議から理事を出さない意向を石松雅彰副市長に伝えた。佐藤市長は、すでに市幹部から選出した理事5人で同公社を運営する方針で、両者の溝は決定的になった。一方、佐藤市長への賛意を示す一部市議もおり、議会内の意見も割れている。
一連の対立は、佐藤市長が、同公社の議会選出理事(4人)に監査委員の川崎邦輔市議が含まれていたことから就任を拒否したのがきっかけ。議会運営委員会(議運)は4日、市議会から理事を1人も出さない方針を固めていた。
しかし、この日の全員協議会では、一部市議が「監査委員が理事になるのは市民の理解を得られない」などと発言し、紛糾。事態収拾を試みた杉野議長が同協議会を打ち切った。さらに、杉野議長は、石松副市長を呼び議運の決定に従って、「市長が任命権を振りかざすのは問題がある」と理事を出さない意向を伝えた。
石松副市長から市議会の意向を聞いた佐藤市長は「議会の言う理屈が分からない。もう少し考えて判断してほしかった」と、これ以上理事の選出を求めない方針を表明。6月定例会は波乱の幕開けとなった。
=2009/06/10付 西日本新聞朝刊=