公約違反の玖珠町長をリコールへ 2009.10.21
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玖珠町:町長のリコール請求へ 町政を考える会、運動公園建設「公約違反」 /大分(毎日新聞)
玖珠町の有志グループ「玖珠の町政を考える会」は11月中旬をめどに、町選管に後藤威彦町長(65)のリコール(解職)請求の手続きをする。請求代表者証明書の申請・交付後、署名集めを始める。後藤氏は昨年8月末に現職を破り初当選したが、考える会は総合運動公園建設計画などを巡り「計画中止の選挙公約に反して建設を進めた」と町長の政治姿勢や適格性に疑問を投げかける。民主政権の厳格なマニフェスト順守が注目されるなか、「公約」の意義を問う展開になりそうだ。
発端は、町長選最大焦点だった同計画。財政難を背景に後藤氏は「32億6000万円を投入し、維持管理費も大きな負の遺産となる計画は中止」と訴え、「二十数年来の町民の悲願」とする現職を大差で退けた。8億3300万円をかける大分自動車道沿いの「道の駅」計画も「赤字経営が予想される」と事業凍結を表明した。
ところが就任間もなく、総合運動公園について「中止すれば土地造成など国庫補助金4億8329万円(利子別)の返還を迫られ、行財政運営に支障をきたす」などと一転、計画続行を表明。「道の駅」も、「農業者の所得向上などに必要」とゴーサインを出し、今年5月に開業した。
これに対し後藤氏支持者を含めてリコールの声が起きたが、地方自治法上、1年間は請求できず、最近具体化した。考える会代表で元町議会議長の繁田弘司さん(62)は「公約違反への町民の不満や不信感は大きい。建設の是非は新町長が決めればいい」と話す。
リコール請求は、1カ月間の署名収集で有権者数(1万4797人=9月1日現在)の3分の1以上の有効署名を集めると、解職投票が成立。その有効投票の過半数で町長は失職し"出直し"選挙になる。有効署名6000人以上を目指す。
山田・塚脇地区の同公園(10ヘクタール)は9月3日、造成に着手。後藤町長は「公約違反は町民や市職員に申し訳ないが、就任してみて町民の福祉や活性化のため推進やむなしと判断した。リコール請求の行方を粛々と見守る」と話す。【楢原義則】