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財政負担 2010.3.26

 先日閉校式のあった柚木小学校は、平成15年に新校舎を建設しています。将来の使途など考慮に入れた財政運営を村はしていたのでしょうか?前津江時代は、代々の村長の方針で統廃合はやらないように引き継いできたそうです。そのことで立派な校舎だけは残ります。校舎の利用方法は、活用策はあるのでしょうか?

 平成17年に日田市と前津江村が合併する直前の建設です。他の場所でも校舎の新築があり、コチラの方は入札残がでて、その残りで木材をスギからヒノキに変えたこともありました。前津江村時代のことですが、合併前の駆け込みといわれても仕方がないような類似の事業が他にもあります。

 上津江村、中津江村でも同様の事業がありました。 合併直後の決算審査特別委員会で、旧町村の決算を見ました。

 地元の良識ある方々は、将来の財政負担を心配し私に連絡してくれました。これらの借金は、新日田市に持ち込まれています。その為に、日田市民一人当たりの借金は40万円弱から60万円強に膨れ上がっています。当時の三津江は、経常収支比率が100%に近いか、または越している地域がありました。


 最近の日田市の財政運営でも、首を傾げるような支出があります。身の丈にあった事業展開が求められるものと、身の丈を越しても将来性があれば事業展開すべきものと分けて支出しないと大変なことになります。


 リーダーが予算執行を考える場合は、行政マンが予算消化の為の事業を考えるのと訳が違います。常に経営感覚を持ちながら、必要な不採算部門との調整を図らなければなりません。住民ニーズだけを優先し、具体化するだけではリーダーとは言えません。発想の転換が求められています。


・・・・・先日、熊本の野口修一さんからメールがきました。地方政治家に必要なものは?いつも、タイムリーに知識や話題を提供していただきます。・・・・・以下に転載します。


(地方政治)天下国家に主たる人は、経済の術を知るべし-林子平-

 春は、桜の時期でもありますが、年度始め等々で、選挙のシーズンでもあります。熊本でも各自治体で選挙があり、友人が地方議会の補選で当選したりています。私は、地元の市長選挙で、「The市役所改革」なる本を出版し、身を持って地域活性化に奔走していた若きリーダーを、市民連合が押す候補の運動に参加しています。

・合志市と天草市の市長選挙
 一昨日は、熊本県合志市の市長選挙(市議補選で友人が当選)では、現職(合併前の西合志町長以来)の4期阻止を目指した元県議が初当選した。また、一昨日は、熊本県天草市の市長選挙の告示があり、3人が立候補した。現職の安田氏、元河浦町議の小川氏、東京在住のジャーナリストの野中氏です。

・地方都市の市長選の争点とは
 天草と合志市の選挙で訴えた中身を検証して、二つの視点に分かれるように思います。一つは、現職批判が出るのが、新人側です。
 合志市では、現職市長が行財政改革の実績を訴え、新人は新産業育成を訴えた。
  天草市では、現職は一次産業と観光を結びつける産業育成を強調、新人は、片方が市長給与50%カット、退職金0に、人件費を20%カット。もう一人の新人は、市が支援して農産加工品の工場や流通にてこ入れをして、産業を育成するとあった。
 合志市は、産業育成に力を注ぎ、市を活性化したい候補が1400票差(人口4万5千人)で勝利した。天草は、来週日曜日(3月28日)が投票。そして私の住む熊本県宇土市長選挙は、4月4日が投票です。

・南部市長サミットと人吉市長田中信孝氏
 一昨年の秋に、南九州の市長を集め、食から農業を考える「南部九州市長サミット」を開催した。事前に各市長との意見交換を何度もしたのですが、やはり自治体独自で産業おこしが必要と訴えていた。
 今回の地元市長選挙を前に、友人で有る熊本県人吉市の田中市長と意見を交わした。田中氏は、6期続いた前市長の汚職辞職で、新人4人の選挙で5000票差をつけ当選した。田中氏は、3度目に挑戦だった。

・地方経済と市役所の人件費の関係
 田中氏に、行財政改革と人件費問題を訪ねた。田中氏は、「人吉・球磨地域の経済がどん底に有る。一昨年からの不況で、その日の食費も無いような中高年が居る、急きょ150名を有償ボランティア程度の給与ですが、「命をつなぐため」に仕事として、国の救済予算と別に、市独自で雇用対策をした。


 市職員の給与を減額すると、住宅が建たなくなる。民間企業の勤務者では、住宅ローンが払えない現実がある。
 市長給与のカットは、私は事業を色々やっているから、市長を辞めても生活は良いが、私の後をする市長が、官僚上がりだったりすると、給与の減額(2割)は良いが、退職金を半額とか0(ゼロ)とかすることはいけないと思う。

 それこそ、「汚職やしがらみの温床になる」と答えてくれました。田中氏とは、地方行政やまちづくりでは、常に情報交換を
取っているとても頼りになる相談相手です。

・これからの地方政治家は、経済活性化の力量必要
 関厚夫氏の著書「一日一名言」に、為政者の政治思想について、江戸期に兵法家で経世家の林子平の言葉がありました。
 「経済とは『経邦経世』の略。国に筋道をつけ(経邦)、世の人が住みやすくする世話をすること(済世)なり」と解説している。ただ、林子平の論にある「武士に高級取は要らぬ。全員三十石で十分」との幕政批判の記述がひろがり、提言は無視され、投獄された。

・市職員は有能で重要な消費者、でも無駄は省く
 市職員も重要な地域社会を支える有能な人材ということを、林子平は、良きことを提言しながら、一つを槍玉(批判)に上げる事で、市民の注目を集めたことが、総論としての民意を得れなかったと思います。
 

 削減、削減では、地域は活性化しない。算盤ばかりはじき、収支の計算に人材を費やするより、智恵と少しの予算を使い、民間の企業スピリッツを高揚させるような政治が、地方の政治家に必要な気がしています。


 世の変化の合わせた『経邦経世』、現代風に言えば「経済」をしっかり理解し、地域の特性を活かした地域活性化が、これからの地方政治に必要と思います。 (以上、本文)


 

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