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平成22年度3月議会 市職員再任用制度の反対の討論 2010.3.23.

2010.03.10 055mk.JPG無認可の幼稚園型認定こども園設置予算に反対の討論の後は、日田市職員の再任用制度の条例改正案に反対する討論をしました。この案件は、大石市長のときに出されて本会議場で否決された議案です。今回は、組合からの要請でしょうか?既に再任用制度の条例は設置されていますが、もっと簡易に採用条件を緩和する条例案です。多数決で原案が採択されましたが・・・。議員の賛成・反対は最後に。

・・・・・討論要旨・・・・・

 

次に、議案第65号、日田市職員の再任用に関する条例の制定について及び議案第66号、日田市職員の再任用に関する条例の施行等に伴う関係条例の整備の原案に反対する立場、いわゆる総務委員長の修正案に賛成する立場で討論をいたしたいと思います。
 この再任用制度は、国の年金法改正による年金満額支給のおくれに対処するための制度であります。60歳で定年を迎える市職員の雇用と年金の連携を図ることが最大の目的であり、そこには市役所の組織の活性化とか職員の新規採用をどのようにしていくかという、行財政の問題等について考慮されている形跡が見受けられないのであります。先ほど25番議員が発言しましたが、確かに高齢者にその人たちが持った技能・知識等を生かす、これは社会にとって必要なことであります。これは公務員だけじゃなくして、一般の企業にも言えることであります。
 ただし、いわゆる今の現状がどうなっているのか。いわゆる退職した市職員がそのまま公共機関である市役所に再就職等するという問題とは別な問題であります。
 今、長引く景気不況と言うよりも、大不況であります。高校を卒業する人、大学を卒業する人、内定率を見ると8割、2割近い人が職を見つけることができない。そして、大学に通っている学生に聞くと、アルバイトさえも手にすることができない。アルバイトを探して、20件近くも回って断られ、友達と話してアルバイトを分け合ってやる。時間を分け合ってやる、というアルバイトのワークシェアリングが行われているのが実態であります。
 市の職員が定年退職後も市役所内に残り、この前と同様の仕事につくことは、組織の活性化という観点から見ても問題があるのではないでしょうか。行政に聞きますと、いわゆる再任用された方は市税の徴収や用地交渉、福祉の仕事についてもらうということを言っておりますが、本来は市の正規の職員が汗を流してこれらの現場に向かって仕事をするのが本来の筋ではないでしょうか。この任用制度採用によって、職員の新規採用の枠が大きく狭められる危険性もあります。失業率は上がり続け、求人倍率は下り続けている現状であります。若い人たちの就職口はほとんど減少しています。今こそ行政が職員の新規採用の幅を広げ、若い人たちに雇用の機会を与えるべき時代に来ているのではないでしょうか。それを考えれば、この再任用制度は時代の流れに逆行していると思われます。
 総務省が発表しました地方公務員の給与実態によりますと、60歳で定年を迎えた地方公務員が受け取った退職金の平均は、2,840万円と言われています。ほかの都市だと2,785万とか。こういったときに、民間の退職金は2,500万だそうです。ところが、こういった民間でももらえるところは、ほんの一部の一流企業であります。日田市の中での中小企業退職者が一体いくらの退職金を手にしているのか。自営業など退職金のない方も一杯います。そういう方に比較すれば、公務員の退職金はかなりの高額ではないでしょうか。
 また、先ほど総務委員長に確認いたしましたが、年金のおくれについてです。共済年金満額支給が65歳まで引き上げられてありますが、これはおくらされるのは65歳までで、それ以降は満額もらえます。そして、退職後は一定の共済年金が年間約160万円ほど支給されます。こういったことも考慮に入れれば、いわゆる一般の市民と比較して、退職した市職員の収入は保障されているのではないでしょうか。皆さん、国民年金をかけ続けた人が夫婦で一体月幾らもらうか御存じでしょうか。
 そうした中、このような今の現状、経済の厳しい中でこのような職員の再任用制度を改めて持ち出すというのは、本当に市民の生活を理解していない、現場を知らない市政だからできることではないでしょうか。就職に苦しむ高校生、大学生、彼らは卒業しても卒業祝い金、卒業、学校の退職金なんてありません。就職につけなくても、年金を支払ってくださいと税金が追いかけてくるのが現状じゃないですか。
 これらのことから、私は、今回の議案第65号、日田市職員の再任用に関する条例の制定について及び議案第66号、日田市職員の再任用に関する条例の施行等に伴う関係条例の整備について、総務委員長の意見、いわゆる議案原案に否決する意見を、委員長報告を支持する立場の賛成討論といたします。
 市民の意識、市民の価値観を持った一市民の立場から考えて、両議案原案に反対し、それぞれの委員長修正案に賛成して、私の討論を終結いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日田市職員再任用制度の改正案に賛成した議員16名

大久保征雄(天山会)、羽野武男、古田京太郎、溝口千壽、鷹野守男、高瀬剛(以上社民クラブ)、吉田恒光、坂本盛男、飯田茂男、石橋邦彦、赤星仁一郎、中野靖隆、嶋崎健二、森山保人、井上明夫(以上市政クラブ)、財津さやか(無所属)

 

反対した議員10名

室原基樹、菅田敏幸(政友会)、川崎邦輔(無所属)、高瀬敏明(天山会)、樋口文雄(市政クラブ)、大谷敏彰、矢野美智子、日隈知重(以上共産党)、松野勝美、城野礼子(以上公明党)

 

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