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ビジネス知識源から緊急メール 2011.3.13.

ビジネス知識源からのメールです。

・・・・・・・

とんでもない事態です。月並みですが、可能な限り多くの方々のご無事を祈るしかない。当方、阪神淡路大震災の経験はありますが、その被害と犠牲の規模を、(おそらく)はるかに上回ります。

強い余震が各地で続き、長野・新潟でも、午前3時台に震度6の地震に波及したという。TVにしがみつくことしかできません。自分の無力を感じます。

各地の数え切れない懸念・惨痛・憂慮がありますが、報じられる福島第一原発の、原子炉の冷却不能(12日10時時点)がどうなるか。炉心の融解に至らないことを祈るばかりです。

冷却されない原子炉の熱は、ごく短時間で急上昇します。現場では、命を賭けて1刻、1秒、1分を争い作業が行われているはずです。政府発表では、最も深刻な事態は、今は、起こっていません。

スリーマイル島の原発事故(1979年:給水ポンプの停止事故)の経緯を思い出します。地震や津波が原因ではなく、人為的な事故だったので、炉外の配管の破壊はなかった。数日間の、現場での苦闘の末、必要な冷却水の注入に成功し、幸運にも、炉心溶解は防がれました。

地震の物理的な被害で死者1名、不明者2名が出たといいますが、最大の危機に対する対応マニュアルは、今、現場で機能しているのか。機能できる状況かどうか。

柏崎・刈羽原発での地震の例(2007年:震度6:冷却水のタービンを回すモーターの変圧器の火災)しかない。放射性のある水も微量漏洩しましたが、冷却水が適切に注入され、事なきを得ています。

柏崎・刈羽では部分的に、設計の想定を超える、地震の加速度(2058ガル)があったという。安全設計の想定は、834ガルの加速度と報じられますから、その2.5倍です。

(注)ガルは加速度の単位で、1秒に1cmの速度で動くのが1ガル。2058ガルは、1秒に約20メートルも動く強烈な加速度です。物を落下させる地球の重力が981ガルです。1秒に9.8メートルの加速度です。自由落下させると、最初の1秒に9.8メートル落ちる加速度です。加速度と言うのは、その後、どんどん加速するからです。

日本は、全国の沿岸に50基以上がある原発大国です。関東には東海(日本の原発第1号:現在は操業停止)と、8本の活断層の真上にあると言われ、以前から識者の間で耐震性を懸念されていた浜岡(静
岡県御前崎市)があります。

事故と被害に限らず経済・金融も、21世紀の危機的な事象には、計算されていた「想定」を超えるとされるものが多い。急遽調べると、原子炉内の崩壊熱の発生は、停止後も長期に続くという。炉を水で冷やし、閉じ込めるしか方法はない。

政府が、事実に違(たが)わない正確な情報を、提供し続けることを、望みます。今は「知らしめるべからず」の対応を、とるべきではない。このため、緊急メールを送ります。

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