福島原発事故評価、最悪のレベル7へ 2001.04.12
先ほどのNHKBSニュースで、韓国のテレビが福島原発の事故評価を最高のレベル7に引き上げることを発表すると流していることを報じていました。
東京電力の福島第一原子力発電所で相次いで起きている事故について、経済産業省の原子力安全・保安院は、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げることを決めました。
「レベル7」は、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価になります。原子力安全・保安院は、12日、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表することにしています。
原子力施設で起きた事故は、原子力安全・保安院が、国際的な評価基準のINES=国際原子力事象評価尺度に基づいて、その深刻さを、レベル0から7までの8段階で評価することになっています。
原子力安全・保安院は、福島第一原発で相次いで起きている事故について、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、INESに基づく評価を、最悪のレベル7に引き上げることを決めました。
原子力安全・保安院は、福島第一原発の1号機から3号機について、先月18日、32年前にアメリカで起きたスリーマイル島原発での事故と同じレベル5になると暫定的に評価していました。レベル7は、25年前の1986年に旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価になります。
レベルが引き上げられる背景には、福島第一原発でこれまでに放出された放射性物質の量が、レベル7の基準に至ったためとみられますが、放射性のヨウ素131を、数十から数百京(けい)ベクレル放出したというチェルノブイリ原発事故に比べ、福島第一原発の放出量は少ないとされています。
原子力安全・保安院は、12日、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表することにしています。
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福島第一原子力発電所の事故評価については、海外では厳しい目で見られていました。11日の事故から一週間たlた時の記事です。日本では、レベル5に抑えていました。避難地域の確定にしても混乱が続いていました。レベル5から、いきなりのレベル7とは、政府は一体、国民の安全管理をどのように考えているのでしょうか?
今日の新聞に、やっと積算放射線量の解説記事が出てきました。累積放射能の影響が一番懸念されるのにです。
(転載開始)
福島第1原発事故「レベル5」 米スリーマイル並み
産経新聞 3月18日(金)18時15分配信
経済産業省原子力安全・保安院は18日午後の会見で、日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の連続事故について、国際原子力機関(IAEA)が決めた8段階の国際原子力事象評価尺度(INES)で「レベル5に相当する」との暫定評価を発表した。
原子炉が炉心溶融を起こし周辺に放射性物質が放出された米スリーマイルアイランド原発事故(1979年)と同レベルとなる。
INESは、レベル0から7までの8段階で評価を行う。
保安院は1~3号機の事故は「所外へのリスクを伴う事故」であるとしてレベル5とした。
4号機については「重大な異常事象」であるレベル3とした。
国境を越えて大量の放射性物質を放出し、史上最悪の原発事故となった旧ソ連のチェルノブイリ原発事故はレベル7とされている。
「レベル7」到達の恐れ=福島原発事故-米シンクタンク
2011/03/16-11:13 時事ドットコム
【ワシントン時事】米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は15日、声明を出し、福島第1原発事故の状況が国際原子力事故評価尺度(INES)で2番目に深刻な「レベル6」に近く、最悪の「レベル7」に達する可能性もあるとの見方を示した。
日本の経済産業省原子力安全・保安院は先に、今回の事故の暫定値を「レベル4」と発表していた。
ISISは声明で、福島第1原発の1~3号機で爆発があったことや、4号機の原子炉建屋で火災が起きたことを踏まえ、「この事故はもはや(局所的な影響を伴う)レベル4とはみなせない」と指摘。
緊急措置と広範な放射能汚染対策で国際社会の支援が必要だと強調した。
INESは、安全上の懸念がないレベル0から8段階で評価。
1986年の旧ソ連のチェルノブイリの原発事故を「7」、1979年の米スリーマイル島原発事故を「5」としている。
◆日本のテレビと比べものにならないほどシビアなCNN、BBC
2011年03月15日17時00分 ゲンダイネット
●日本政府の言っていることは慰めになっていない
海外メディアも24時間態勢で「Japan Earthquake」として報じている。
とくにBBC、CNN。
ひとつは地震の規模についてだが、日本はマグニチュードを7.9としたが、その後、修正されて8.4になり、さらに8.8とした。
だが、BBCとCNNはともに当初から8.9だ。
日本は13日正午頃、9.0と再修正したが、海外の方がより正しかったわけだ。
また、日本のメディアとは比べものにならないほどシビアなのは原発に関してである。
福島第1原発の爆発についてはこんなふうに報道している。
例えば、12日昼(日本時間)のCNNは「メルトダウン トゥ カウントダウン」としてこう報じた。
「冷却水を炉心にどれだけ入れられるのか。放射能漏れがあって、この世の終わりということになったらどうするのか」
同じ時間帯のBBCは「原発2カ所で緊急事態宣言です。数万人が避難しています」。
また、爆発が起きて海水で冷却しているといわれた12日23時にBBCが「放射能がどのくらいどちらの方向にいっているかわからない。日本政府はいろんなことを言っていますが、慰めにはなっていません」と伝える一方で、13日昼時点のCNNは「SFみたい。炉心溶融は危険なわけで海水を注入して冷却するというのはどうしようもない手段です。いかに必死かがわかります」と専門家を出演させて伝えた。
いずれもチェルノブイリ、スリーマイルなどの事故と比べながら、福島原発はそれ以上の事態を懸念している。
日本政府の見解については「矛盾している」とバッサリである。
NHK、民放が政府にまともに真相を追及できず、経済産業省の会見などを垂れ流しているのと比べて大違いだ。
(日刊ゲンダイ2011年3月14日掲載)
◆仏当局、福島原発事故は「レベル6」
2011.3.15 21:47 サンスポ
フランス原子力安全局(ASN)のラコスト局長は15日、福島第1原発の事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)で上から2番目の「レベル6」に相当するとの見解を明らかにした。
局長は、15日に2号機で発生した原子炉格納容器設備の損傷などを受け「事故の現状は前日(14日)と全く様相を異にする。レベル6に達したのは明らかだ」と述べた。
ASNは政府から独立した立場で、原子力関連機関の安全を監視する公的機関。
(共同)
(転載終了)