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大卒就職率91.1%、過去最低 2011.5.26.

 私が大学を卒業した時も、オイルショックの後の就職氷河期の最初の年で、大学の卒業生が初めて中小企業に就職した年でした。今春は、リーマンショック以降の不況の影響に加え、東日本大震災が追い打ちをかけ過去最低の就職率を記録しました。未就職の方やこれから来春に向け就職活動をなさる方は、東北大震災の影響もあり、もっと厳しい事態が予想されます。就活の皆さんへ、一流企業や公務員に就職するだけが人生ではありません。仮に思いもしない就職をしてもどこにチャンスがあるか分かりません。夢と希望を捨てずに頑張って下さい。

 オイルショック・・・・ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF

大学生就職率:過去最低を記録 来春は震災の影響も必至

 3万3000人が就職できず--。文部科学、厚生労働両省が24日発表した、今春(10年度)卒業の大学生就職率(4月1日現在)は91.1%と過去最低になった。東日本大震災の影響で北海道・東北地区を除く暫定値だが、これまで最低だった99年度と並ぶ低率だ。震災は来春卒業生の就職戦線にも影響を与えることは必至。各大学の就職担当者は、学生・企業の被災状況や採用日程の変更など不確定要素を前に「今年の就職戦線は例年以上に不透明。流れが読めない」と焦りを見せている。【福田隆、遠藤拓】

 ◆仙台で説明会 

 5月の大型連休が明けた12日、就職情報会社「毎日コミュニケーションズ」(マイコミ)が主催する合同企業説明会が、震災後初めて仙台市で開かれた。予定より1カ月遅れの開催。約1500人の学生や既卒者が50社のブースを回る。東北学院大4年の男子学生(21)は「就職活動など考えられる状態じゃないが、何もしないわけにはいかない」と悩ましい表情を見せた。

 半壊した宮城県石巻市の自宅と親戚宅の片付けに追われる毎日。鉄道の復旧も遅れ、市外への移動もままならない。この日は自宅から主催者が用意した無料バスで訪れた。情報通信関連の企業を目指すが「就職難に震災が加わり、不安でいっぱいです」と話す。

 福島大4年の男子学生(21)は震災翌日、石巻市に本社のある企業で2次面接を控えていたが行けなかった。「社屋が流されたらしいと聞いた。気を取り直し、他を受けている」

 学生と企業の双方が被災した状況下で、就職活動は従来のようにはいかない。大企業を中心に採用活動の開始を1~2カ月遅らせており、学業との両立にも焦りの声が上がる。東北大4年の寺戸晴美さん(21)は志望する企業の面接が6月以降にずれ込んだ。「卒論の準備が本格化する時期。早く就活にめどをつけて卒論に専念したかったが......」と不安げだ。

 震災は、就職に対する心理的不安もあおる。被災地の各大学によると、「苦境を家族で一緒に乗り越えたい」と学生や保護者の地元志向がより強まる傾向があるという。だが、岩手県立大の菅原則彦・就職支援グループ主査は「被災企業は採用を控える可能性が高い」と指摘。「なんとか求人を出してもらえるよう、従来以上に企業回りを強化する」と必死だ。

 ◆長期化の懸念

 被災地以外でも不安感は広がる。震災を挟んで採用活動の空白期が生まれた。さらに大手企業が採用日程を遅らせた結果、中小企業の日程と重なることも想定され、なかなか内定が取れない「長期化」も懸念される。

 神奈川県の私立大4年の女子学生(21)は約1カ月、企業の選考がストップし「企業の採用活動が再開するのか不安だった」という。東京都内の短大に通う女子学生(20)も3月以降、企業説明会が軒並み延期となった。長期戦を覚悟しながら「内定しても後で取り消されるのでは」と不安を抱えての活動だ。

 マイコミが来春卒業見込みの大学4年生と大学院2年生を対象に調査したところ、4月時点で内々定を得た学生は19・8%(約8300人回答)で、前年同期を11・2ポイントも下回った。明治大の永代達三・就職キャリア支援部長は「企業の業績が判明するのはこれからで、採用計画が震災前の計画通りになるかは分からない。今年の就職戦線はまさに不透明だ」と話す。

 ◆焦らず冷静に

 一方で、就職情報会社は事態を冷静にとらえている。マイコミが運営する就職情報サイト「マイナビ」の望月一志編集長は「企業が今から採用者数を大幅に減らすとは考えにくい」といい、「ディスコ」の前岡巧・調査広報室長も「夏場以降に採用の本番を迎える中小・零細企業は採用をしぼる可能性があるが、新卒採用全体の数は例年とそれほど変わらない。学生が不安に思うほど影響はない」と予想する。

 大手企業の新卒採用はリーマン・ショック後の金融危機で大幅に減少した後、足元では、業績改善を背景に回復傾向も出ている。コンビニ大手「セブン-イレブン・ジャパン」は出店強化で12年春の新卒採用を300人と11年春からほぼ倍増。東レも環境事業拡大などで約8割増の440人を予定する。

 東日本大震災の影響は今のところ顕在化しておらず、マイコミが企業の人事担当者(315人)を対象に4月に行ったアンケートでは、約8割が「採用計画を変更しない」と回答した。

 ただ、福島第1原発事故を起こした東京電力は12年春の新卒採用(1100人を予定)見送りを決定。さらに、11年春に1250人を採用した日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が郵便事業の不振を理由に総合と一般の全職種で12年春採用を中止するなど、大口の就職先に異変も出ている。

 また、大手企業の採用が回復傾向にあるとはいえ、リーマン・ショック後の金融危機以前に比べると水準は低い。例えば、日立製作所は12年春に前年並み(約750人)の採用を予定するが、09年春入社組(約950人)に比べれば約2割少ない。担当者は「海外展開を強化しており、国内採用は大きく増やさない」と説明。背景には、アジアなど海外に成長を求める企業の経営の激変ぶりがあり、国内新卒採用市場は構造的な縮小圧力にさらされている。【久田宏、寺田剛】

毎日新聞 2011年5月25日 0時35分(最終更新 5月25日 0時50分)

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