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日田市長選立候補者 現職と新人一騎打ち 2011.07.04.

 

日田市長選立候補者 現職と新人一騎打ち

[2011年07月04日 09:56] 

 任期満了に伴う日田市長選挙が3日、告示され、午前8時半から午後5時まで市選管で立候補の届け出を受け付けた。その結果、新人で会社役員の原田啓介氏(52)=同市中央1丁目と、現職で再選を目指す佐藤陽一氏(62)=同市丸山1丁目=(いずれも無所属)の一騎打ちが確定した。両候補は出陣式を終え、市内を選挙カーで回って支持を訴えた。
 原田陣営は同市中ノ島町の河川敷で出陣式。石松雅彰選対本部長らがあいさつ。原田候補は「市民の声が届く政治を取り戻さなければならない。残り1週間は命を懸けて走り、この思いを伝えたい」と決意表明。
 佐藤陣営は同市新治町の選挙事務所前で出陣式。小埜澄夫選対本部長らがあいさつ。佐藤候補は「4年間で培ってきた経験と知識を生かし、将来に夢や希望の持てる日田にしていきたい」と第一声を上げた。
 投票は10日午前7時から午後8時まで(一部繰り上げ)、市内59カ所で。同日午後9時から市総合体育館で開票する。期日前投票は4日から9日まで、市役所本庁舎と各振興局で。
 選挙人名簿登録者数は5万9027人(2日現在)。

原田啓介(はらだけいすけ) 52
 無新
東海大付第五高卒(自由の森大学事務局長)会社役員。中央1丁目出身

佐藤陽一(さとうよういち) 62
 無現(1)
九州大卒(県市町村振興局長、県企画振興部長)県ボート協会長。丸山1丁目出身

 上から届け出順。年齢は7月10日現在の満年齢。無は無所属、現は現職、新は新人。丸数字は当選回数。カッコ内は過去の略歴。

候補者の選挙事務所
 ▽原田候補 市内三本松2丁目2の9(TEL0973・24・1177)
 ▽佐藤候補 市内新治町472の11(TEL0973・22・5317)

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日田市長選 候補者に聞く

2011年07月05日

 10日投開票の日田市長選は、新顔で会社役員の原田啓介氏(52)と現職で再選を目指す佐藤陽一氏(62)が選挙戦を展開している。主張や公約を聞いた。

◆原田啓介氏 無新 市民不在「こんなハズじゃ」

 はただ・けいすけ
 日田市生まれ。東部中から東海大五高(福岡県宗像市)卒。衣料品会社勤務後、81年日田市に戻り、貸しビルや工芸品店を経営。日田青年会議所専務などを経て、地域おこしグループ・自由の森大学実行委員長、事務局長。04年からは千年あかり実行委事務局長として一大イベントに育てた。

 「市民の声に耳をふさぎ、『上意下達』『問答無用』の市政が繰り広げられている」。

酒蔵保存問題、屋形船公有化などに「市民不在ぶり」を指摘する。4年前の市長選で佐藤氏を応援しただけに、その後の市政に「こんなハズじゃなかった」との思いが強い。

 自由の森大学を提唱し、郷土出身のジャーナリスト・故筑紫哲也氏を口説き落とした。

8年前、同大事務局長を辞めて告示直前に立った市長選では現職市長をあわやの所まで追い上げた。今回はその再現以上を期待し、告示前、同大学副学長だった福岡政行・白鴎大教授も駆けつけた。

 今すぐ取り組む重要事項に(1)酒蔵保存と美術館建設は切り離す。屋形船は公有化でなく民間共有化などの道を市民参加で議論する(2)無駄を無くす市民参加の事業見直し(3)ケーブルテレビの情報格差解消のため官民一元化――を挙げた。

 地域活性化には「国の総合特区制度を生かし、地域資源を利用して地域力向上」「子育て家庭・障がい者・高齢者などが安心して暮らせる制度創造。国保税の改善」を強調した。さらに「市長報酬、市職員給与も含め抜本的に行財政改革を進めたい」と話す。

◆佐藤陽一氏 無現 成果強調「実績に審判仰ぐ」

さとう・よういち
 日田市生まれ。日田高から九大法学部を卒業し、県庁入り。総務部市町村振興局長、企画振興部長などを経て、07年の市長選で「日田を変えよう」と訴えて初当選。今回は一転、豊富な行政経験に基づく佐藤市政4年間の「実績」、県政との太いパイプを強調して、新顔の挑戦を受ける。

 長い行政経験がある佐藤氏の市政運営を、周辺は「1期目とは思えぬ安定感がある」と評価する。来年5月の操業開始を目指して工場建設が進む「キヤノンマテリアルの誘致」を筆頭に経済、福祉、教育など各分野の成果を強調する。

 その実績を背景に、今回のマニフェストには「未来を拓(ひら)く日田を築こう」と掲げた。もう一つが「人口減少に歯止めをかける 人口8万人の町 3世代が暮らせるまち」。

 日田出身で3期目に入った広瀬勝貞知事との太いパイプも強調して「これまでは地元は遠慮だった。これからは道路整備などをどしどしやってもらう」。

 市長選で、強引な市政運営例として批判を受ける「酒蔵活用問題」。酒蔵保存のため岩澤重夫画伯記念美術館などを建設するという市基本構想(案)に、市民から「説明不足」「急ぎすぎ」との指摘があり、「計画の今後は『白紙』。市民の意見を聞いて決めたい」と慎重な姿勢だ。

 「4年間の実績に審判を仰ぐ選挙」。「全力でがんばってきたが、まだ道半ば。日田の底力を生かし、将来に夢や希望を持てる日田をつくるため、2期目の市政を任せて」と訴える。

 

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