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昆虫博士自身の名前が 2011.09.20.

迂闊にも知りませんでした。昆虫巡査で名前を売った佐々木茂美さんが80年ぶりで再発見し採取したハムシが新種として認められ、「ササキクビボソハムシ」と佐々木姓をもじった命名とは、喜ばしいことです。おめでとうございます。

いつも、博物ニュースをメールで送付して頂き、ありがとうございます。今後の益々のご活躍をお祈りいたします。

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大分合同新聞より転載

"昆虫博士"の名前採用 80年ぶり再発見

[2011年8月17日 15時50分]

ササキクビボソハムシ=佐々木茂美さん提供

ササキクビボソハムシ=佐々木茂美さん提供

 日本昆虫学会正会員で"昆虫博士"の愛称で知られる元警察官の佐々木茂美さん(61)=日田市=が採取したハムシが、国内で約80年ぶりに再発見されたものと分かった。これまで他種と混同されていたもので、今回の再発見を機に佐々木さんの名を取った和名「ササキクビボソハムシ」として正式に認められた。

 佐々木さんはこれまでにも10種類以上の新種を発見しているが、和名に自身の名前が採用されたのは初めて。今年5月、英国の学術誌「Journal of Nature History」に発表した論文で認められた。日本甲虫学会でも発表する。
 ハムシは2008年8月に同市上津江町内で採集した。体長は3~4ミリ。「新種では」と思い、昆虫研究家仲間らと世界各国の過去の標本や記録などを調べた。その結果、国外で1758年に発見されているが、形態的によく似た別のハムシと同一種と判断されていたことが分かった。国内では1873、1932年に採集された記録があり、約80年ぶりの再発見となった。
 佐々木さんは「新種で名前が付くよりも再発見での方が意義がある。研究家仲間のネットワークのおかげ。学者が分からなかったことをアマチュアが解明できたのは、今後の研究の励みになる」と喜ぶ。日田市立博物館で学芸補助員をしており「子どもたちは夏休みに植物や昆虫など自然に親しんでほしい。珍しいものを採集したら博物館に持ってきて」と話している。

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2011年6月27日発行 第 137 号
TEL 090-3987-3903
メールアドレス
mimela@olive.plala.or.jp
発行責任者 佐々木茂美
日田博物ニュース137号 PDF⇒http://ku-kawasaki.up.seesaa.net/image/E697A5E794B0E58D9AE789A9E3838BE383A5E383BCE382B9EFBC91EFBC93EFBC97E58FB7.pdf">日田博物ニュース137号.←クリック

雨の中、駅館川までスイバトビハムシを求めて採集行
今月採った体色変異3種
135号で紹介したスイバトビハムシを採ろうと、6月12日(日)に遠路宇佐市の宮本剛くんを訪ねました。しかし、またしても大雨ですっかり「雨男」になってしまいました。でも、せっかく来たのだから・・・と雨の中を川原に車を乗り入れ、ギシギシをビーティング。雨の中でも沢山のスイバ・・が採れました。久留米の今坂正一氏から「スイバ・ギシギシをすくうと採れるよ」と言われていましたが「なるほど」いる所には沢山いることを実感しました。又、遠路はるばる宇佐市まで出向いたのに、先日大山町の旧役場の庭でも採れて拍子抜けしました。灯台下暮らしですね。
宮本家の裏の駅館川河川敷の様子とスイバトビハムシが採れたギシギシ
宮本くんの家の玄関先と裏の空き地にミントが植わっていて、食痕があるので「ハッカハムシがいると思うよ」と言っていたところ案の定ハッカハムシを採っていてくれました。
帰宅した頃、宇佐市は雨も上がり「夕刻に河原の草をスウィープしてゾウムシを採りました」と後日宮本くんから送られてきたのはシバオサゾウムシでした。北米原産の移入種で環境調査で県内数ヶ所の河川敷で採れており、他にも同好会員が県北部で採っていますが未発表のようです。三宅 武さんによると「増水しても水の中を動き回る水陸両用種」とのこと。外来種は強いですね。
採集したスイバトビハムシMantura clavareaui シバオサゾウムシSphenophorus venatus vestitus(8mm) ハッカハムシChrysolina exanthematica
ハラグロオオテントウ 羽化最盛期
今月採集したキベリハムシ、クロルリテントウダマシ、キスジテントウダマシに体色変異種がいたので紹介しておきます。
薄ぼんやりと上翅肩部に赤紋が見えます
キベリクビボソハムシLema adamsii 体色変異種(裏面同)と通常型
見つけ採りでしたが橙色が非常にきれいでした。
クロルリテントウダマシEndomychus gorhami kyushuensis
本種の赤紋出現型は初めて見ました。
クロルリテントウダマシはカワラタケ類がついた朽木から数10頭採れ、3~4頭に赤紋が出た型がいました。
キスジテントウダマシEndomychus plagiatus は先号に紹介したクロアリヅカエンマムシと一緒に右の朽木のスプレイングで採りました。斑紋の変異が多い種ですが、ここで採れたものは変異種がほとんどで通常型はいませんでした。
大山町の県道沿いのマグワと葉上の幼虫と蛹、羽化直後のハラグロオオテントウCallicaria superba と数時間後の成虫
6月中旬頃から市内各地の桑の木を探していましたら数ヶ所のマグワの葉に幼虫や蛹がついていました。
20年ほど以前には桑畑でいくらでも採れていた本種も桑畑の減少につれて少なくなっていますが、平地の桑の木を見て回ると意外と
採れます。蛹で採るのが一番確実ですね。
キスジテントウダマシ通常型

 

 

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